アメリカ大統領選挙に勝利したトランプとかけて、滑らない漫才師と説く。
そのこころは、どちらも「笑いがとまらない」でしょう。
(うむ・・・。)
とにかく、国を挙げての盛大な「お祭り」に決着がついた。
投票率云々はさておいて、4年毎の米大統領選挙の展開を見ていて思うのは、国の代表を選ぶまでの段取り、かける時間の長さ、候補者のパワー、有権者の熱、報道の総量などのことだ。
日本とはだいぶ違う。少しうらやましいと感じている。
また、トランプ氏とバイデン氏との闘い、そしてトランプ氏とハリス氏の議論に注視した米国民がそれぞれの意見、主張を聞いてどのように判断したのか。
バイデン氏はdebateで失態を見せてしまい民主党からも信頼を失い、投票まで間もない時期に降りた。
日本在住で投票権を持つアメリカ人評論家に言わせると、「oratory」ということが重要なポイントらしい。
英和辞書でoratoryの欄を見ると雄弁という日本語が出てくるが、ニュアンスや、日本語と英語の語感、使われ方などは違っていると思う。
TVなどのニュースや専門家の話では、隠れトランプ派や隠れハリス派が相当いるのだということが伝えられていたが、何を隠そう日本在住で投票権のない自分ではあるが、どっちを応援しているとは表明しにくい微妙な雰囲気がないとは言えなかった。
つまり、私はどちらかと言えばトランプがいいと思っていた。
それは世界の現実に思いを馳せた時、特にロシア、北朝鮮、中国、イスラエルなどを頭に思い浮かべてみると、ハリス大統領ではひょっとしたらグローバルな秩序がかなり崩されるのではないかと危惧したからだ。
人間の社会は、古代においては祭政一致だったわけで、お祭りも政治も「まつりごと」。
リーダー選出における公平ということと、任せられるトップであるかどうかは東西古今の変わらぬテーマであることに違いはない。
oratory: skillful and effective public speaking (Cambridge Dictionary)
oratory: 雄弁(を振るうこと);雄弁術(ランダムハウス英語辞典)
雄弁:人に感銘を与える、巧みで力つよい弁舌。(広辞苑)
Portable shrines in the Sanja Matsuri