肌寒い。
朝のプラットホームの風は冷たい。
遠くに視線を泳がせると、
白装束の富士が見える。
約50キロ離れたこの町から見える、シャキっとした富士に、
紛れもなく冬が来たことを実感する。
富士山の人気は海外にも広がっていて、
ニュースが伝える外国人登山客などの様相を見ると沸騰状態といっていい。
古来、初夢で縁起がいいとされる一富士二鷹三茄子ではあるが、
美しさを愛でる山であると同時に、信仰の対象でもあり、
従って聖地として畏怖の念も持って捉えられてきた。
登山者の皆さまにはある意味そういった文化的深さにも思いを致してほしいものだ。
ところで今日はクリスマスイブ。
クリスチャンではないが
家族にケーキとチキンを買うことになっている。
しかし値段は跳ね上がっているらしい。
覚悟しよう。
ちなみに日本で最初にクリスマスを祝ったのはフランシスコ・ザビエルで、
1552年(天文21年)山口で行ったミサが始まりだという。
ザビエルが現代日本のクリスマスにタイムスリップしたらどう感じるだろうか?
A cute little fancy cake for Christmas