あるラジオDJに言いたい。
運動してくださいね。
適度な運動をね。
いつまでも元気でいて欲しいから。
ニッポン放送の局全体の宣伝ページなどを見ても、彼の写真と彼の番組は紹介されていない。
ちょっと不思議な感じがしている。
小林克也。
うつらうつら、半分寝ぼけながらベッドでラジオを聞いていたら、高橋幸宏へのトリビュート放送だった。
「RYDEEN」と「今日の空」2曲がかかった。
幸弘のセリフも入ってた。
コンサートにはリーゼントのファンが多く来たらしい。
次から彼らはテクノカットにしたという伝説。
男が惚れたという。
次にかかった曲は「青い影」。
その曲が終わって、自然なフローで詩が読まれる。
入っていく、ググっときた。
小林克也のパターンだと、これは外国の曲を翻訳した訳詞に違いないと思った。
果たして、流れてきた曲は聞き覚えのあるメリー・ホプキンの「悲しき天使」。
この曲はPaul McCartneyがプロデュースしたという。
知らなかった。
DJが読む訳詞のように、人生を遠くから眺めてしまうモーメント、半生をグラスに注ぎ、手のぬくもりで揺らしてみるような、そんな瞬間を誰しも経験するだろう。
小林の情熱、パワー、いつまでも若い熱情。
確かに彼は歳を重ねてきている。
だれしも逃げられないことだ。
でも心は枯れてない。
おそらくきっと、彼は生涯現役、
この調子で番組をやり続けるに違いない。
それだけの魂と情熱とセンスとダンディズムを彼は失わないだろう。
The Marionette Clock of the Nihonbashi Elementary School