コロナ禍の発生初期、学校の一斉休校や有名芸能人の訃報が続いた頃、突然リモートワークに入って通勤の時間がなくなりその分余裕ができたので、いつか見ようと思っていた映画などを一気に見た。
なかでも「英国王のスピーチ」と「ゴッドファーザー」3部作は良い作品だった。
そんな時期、これまで聴いた中で自分にとって一番心深く響いた歌、楽曲は何だろうかと振り返ってみる心境になった。
それは「青い影」だなということに思い当たった。
邦題「青い影」をGoogle翻訳にかけると、「blue shadow」となる。
原題“A Whiter Shade Of Pale”でやってみると「淡い白い色合い」。
この自動翻訳の邦題では日本であれほどの大ヒットとなっただろうか?
「青い影」は良い邦題だと思う。
年末の音楽番組で知ったことだが、ユーミンが楽曲作りを始めるきっかけになった曲が「青い影」だという。
「卒業写真」や「ひこうき雲」を始め、名曲を放ち続ける彼女にインスピレーションを吹き込み、ユーミンの原点となった曲だったのだ。
2009年英BBCラジオが発表した「過去75年で最も公共の場で演奏された曲ランキング」で「青い影」は第一位となっている。
アジアの歌姫に大きな影響を与えた楽曲を世に出したグループProcol HarumuのリーダーGary Brookerは、残念なことに去年2月、星になってしまった。
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