理容室の席に着いて、エプロンをかけてもらっている時だった。
店内に流れるミュージックが一瞬とても耳新らしく何とも吸い込まれるよう。
ソフトで自然で心地よく一気に引き込まれていった。
有線放送とのことで、店の人に曲名を聞くと小走りに裏の方に回って確認してくれた。
曲名は「Winter Light」、歌手は私の好きなSarah Brightman。「Time to Say Goodbye」の歌い手だ。
感動や感激を覚えるつぼというようなものがあるのだろうか?
羽生結弦選手が高得点を挙げたスケートの映像が頭に浮かんだ。
音楽のメリハリに合わせて滑り、フォルティッシモの「ジャーン」のところで着地して,
会場の喝采を浴びたシーン。
片や、疲れと緊張から解放されて着座したところで耳に入ってきた名曲。
だから余計に心に響いたに違いない。
「着座」と「着地」という似て非なるものを考えてしまった夕間暮れであった。
Now, it's 'time to say goodbye' for now.
An evening twilight in Ginza