豆腐

Steveのつぶやき

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豆腐

今朝気持ちをもっていかれた話は、某全国紙の「ひと」欄で紹介されたラグビー監督大久保氏の逸話。大久保氏の名前は現役のころから活躍していたから、しばしばニュース記事などで目にしてはいたが、引退後家業の老舗豆腐屋に入っていたことまでは知らなかった。昨日サントリーをトップリーグ連覇に導いた。 
家業に入って1年は競技から離れ、午前3時起床でがんばったという。 
‘「豆腐は毎日同じ作り方をしても同じ味になるとは限らない。選手に同じ準備をさせても同じ結果にはならない」。だから、チーム作りは個々の選手との対話を重視した。’(同紙記事のまま) 
連日TV等で大騒ぎしている体罰、いじめ問題を思うとき、きわめて示唆に富むエピソードと感じざるを得ない。同コラム写真中央に移る彼の微笑は、ゆったりとしていて若いアスリートたちを懐広く深く包みこむようであり、本人の充実感と周りの信頼感が伝わってくる。 
言葉として、また食品として豆腐(とうふ、トーフ)は、この数十年で様変わりした。かつて外国人にはSoybean curdといって説明したものだが、今やそのままtofuで通用する。時に脇役として時に主役として和食になくてはならない存在だ。 
大久保豆腐店の発展を願う。

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亡き母の口癖、「とうふは畑の肉なんだよ」。