点燈日本橋

Steveのつぶやき

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点燈日本橋

通勤車窓からの富士は曇天の雲に隠れて姿を隠していた。しかし電車が地下に潜り、駅に着いて地上に出るころには街も明るくなっていて、気分が徐々に軽やかに浮上し力が漲ってきた。スケジュールを着実にこなし、充実した一日にできそうな気になってきた。 
 
昨夜は日本橋で年に一度の某経営塾の新年会。 
同じ楽譜でも誰が演奏するかによってまるで違って聞こえてくるように、同じ話でも誰が話すかによってまったく違ったものになると再認識した。 
話者の人生の重みが顔に出る、態度に出る、話し方に出る、立ち姿に出る。腹にずんと入ってくる感じ。 
――今は変革期。乱世。昨日の専門家は、今日の専門家ではない。人間性を高めたうえでの専門性が必要。コミュニケーション能力。限界を超えるのが経営者。論語の中にそろばんあり。知識、見識、胆識。人生を生きる原理原則。巳年は、蛇が脱皮することから「現れる」年になる。―――ヘビは洋の東西を問わず財宝の守護神とか。 
 
街並みを飾っていた正月提灯も外され、新年ムードも去った。 
大寒の冷えこみを静かに忍んで春を待ちたい。

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